HEXACOモデルとは

近年、心理学の世界で新たなスタンダードとなりつつある
6次元の性格特性モデルについて解説します。

Big 5を超える、
新しい性格分析のスタンダード

長年、性格心理学の分野では「Big 5(ビッグファイブ)」が主流でした。しかし、異文化間の研究が進むにつれ、5つの因子だけでは説明しきれない性格の側面があることが明らかになりました。

カナダの心理学者K. AshtonとM. C. Leeによって提唱されたHEXACOモデルは、Big 5に「正直さ・謙虚さ(Honesty-Humility)」という第6の因子を加えることで、より包括的で普遍的な性格記述を可能にしました。

HEXACOの6つの因子

  • H Honesty-Humility 正直さ・謙虚さ
  • E Emotionality 情緒性
  • X eXtraversion 外向性
  • A Agreeableness 協調性
  • C Conscientiousness 誠実性(勤勉性)
  • O Openness to Experience 開放性

各因子の詳細

H

Honesty-Humility

正直さ・謙虚さ

誠実さ、公平さ、物質的欲求の低さ、謙虚さを表します。高いスコアは誠実で信頼できる人物であることを示し、低いスコアは自己中心的で操作的な傾向を示唆します。

E

Emotionality

情緒性

不安、依存、感傷的絆、恐怖への反応を表します。高いスコアは感情豊かで共感性が高い一方、不安を感じやすいことを示します。低いスコアは冷静で自立心が強いことを示します。

X

eXtraversion

外向性

社交性、活動性、社会的大胆さを表します。高いスコアは活動的で人との交流を好むことを示し、低いスコアは内向的で静かな環境を好むことを示します。

A

Agreeableness

協調性

寛容さ、優しさ、柔軟性、忍耐力を表します。高いスコアは協力的で他者に対して寛容であることを示し、低いスコアは批判的で競争心が強いことを示します。

C

Conscientiousness

誠実性(勤勉性)

組織化、勤勉さ、完璧主義、慎重さを表します。高いスコアは規律正しく目標達成意欲が高いことを示し、低いスコアは衝動的でルーズな傾向を示します。

O

Openness to Experience

開放性

知的好奇心、創造性、美的感覚を表します。高いスコアは新しいアイデアや芸術に関心が高いことを示し、低いスコアは実用的で慣習を重視することを示します。

なぜ「正直さ・謙虚さ」が重要なのか?

従来のBig 5では測定できなかった「正直さ・謙虚さ(H因子)」は、職場における不正行為、ハラスメント、利己的な行動を予測する上で極めて重要な指標です。

ミスマッチ避けるくんでは、このH因子を正確に測定することで、採用におけるコンプライアンスリスクを未然に防ぎ、心理的安全性の高い組織づくりに貢献します。

H因子を測定してみる